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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 比較思想
ひかくしそう
Comparative Philosophy
単位数 2 単位
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 比較思想
ひかくしそう
Comparative Philosophy
単位数 2 単位
ナンバリングコード
HU-CLTR2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 9, 10時限
開講場所

担当教員 久間 泰賢(人文学部)

Kyuma, Taiken

学修の目的と方法

授業の概要 明治期日本におけるインド思想・仏教思想研究と,西洋思想との関係について考察する.
学修の目的 「西洋思想」「インド思想・仏教思想」「明治期日本の研究者」という三項関係を立てて,それらの間の影響関係を検討する.
学修の到達目標 哲学思想の基本的な概念を習得するとともに,自身で論理的に思考する力を身につける.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験100%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書
参考書 授業中に指示する.
オフィスアワー 授業に関する詳細な質問等は,「木曜5・6時限」の間に「久間研究室(教養教育2号館2階)」にて受け付ける.ただし必ず事前に申し出ること.
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ショーペンハウアー,インド思想・仏教思想,木村泰賢,宇井伯寿, 和辻哲郎
Key Word(s) Schopenhauer, Indian Philosophy, Buddhist Studies, Taiken Kimura, Hakuju Ui, Tetsuro Watsuji
学修内容 明治維新以降,日本のインド思想・仏教思想研究は,西洋の方法論の影響を受けてきた.木村泰賢(1881-1930)は,日本を代表するインド思想・仏教思想研究者の一人である.彼は西洋に留学して現地の方法論を吸収することで,日本の仏教学を先導する役割を担った.それと同時に,彼は西洋の思想家,とりわけショーペンハウアーの思想から深い影響を受けて,それを自らのインド思想・仏教解釈に反映させたことでも知られている.しかし一方では,そのショーペンハウアー自身が,彼の思想体系を構築する際にインド思想・仏教思想の影響を深く受けているのである.このような入り組んだ思想的状況を我々はどのように扱うべきであろうか.この問題について,授業では以下の3つの問いを立てて考察を試みる.

(1) ショーペンハウアーはインド思想・仏教思想をどのように受容したのか
(2) 木村泰賢はショーペンハウアーからどのような影響を受けたのか
(3) 上記の2点を踏まえたうえで,木村泰賢のインド思想・仏教思想研究の方法論にはどのような特徴があると言えるのか

このうち (3) については,木村泰賢と論争を繰り広げた同時代の研究者である宇井伯寿(1882-1963)と和辻哲郎(1889-1960)の学説も取り上げて,木村泰賢の方法論について多角的に検証する.以上のような授業内容を通じて,東西の思想の間の影響関係について考える機会を提供したい.

第1回:比較思想とは何か (1):ショーペンハウアーが明治期の日本に与えた影響について
第2回:比較思想とは何か (2):『ウプネカット』―東西思想交流のかけはしとなった文献
第3回:ショーペンハウアーとインド思想・仏教思想 (1)「表象」としての世界
第4回:ショーペンハウアーとインド思想・仏教思想 (2)「意志」としての世界
第5回:ショーペンハウアーとインド思想・仏教思想 (3)「業と輪廻」とは何か
第6回:ショーペンハウアーとインド思想・仏教思想 (4)「解脱」とは何か
第7回:ショーペンハウアーと木村泰賢 (1)「無明」と「盲目意志」
第8回:ショーペンハウアーと木村泰賢 (2)「無明」と「渇愛」の表裏一体性
第9回:ショーペンハウアーと木村泰賢 (3)「無明」と「識」
第10回:ショーペンハウアーと木村泰賢 (4)「涅槃」とは何か
第11回:木村泰賢の方法論と明治期の仏教学 (1) 宇井伯寿による木村批判
第12回:木村泰賢の方法論と明治期の仏教学 (2) 宇井伯寿による木村批判
第13回:木村泰賢の方法論と明治期の仏教学 (3) 和辻哲郎による木村批判
第14回:木村泰賢の方法論と明治期の仏教学 (4) 和辻哲郎による木村批判
第15回:総括
事前・事後学修の内容

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