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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部医学科 ・臨床実習
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修 必修
授業科目名 放射線医学
ほうしゃせんいがく
Radiology
単位数 単位
ナンバリングコード
medc-medc-RADI3601-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

スケジュール表による

クリニカルクラークシップ概要に記載される放射線医学各週間スケジュールと臨床実習表に記載の年間スケジュールを参照する。

開講時間 月曜日 1, 2, 3, 4時限; 火曜日 1, 2, 3, 4時限; 水曜日 1, 2, 3, 4時限; 木曜日 1, 2, 3, 4時限; 金曜日 1, 2, 3, 4時限
実習科での業務スケジュール(祝日等含む)により変更される場合がある。
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 三重大学医学部附属病院 中放カンファレンス室、放射線治療外来、病棟2階CT操作室、臨床研究棟6階放射線医学カンファレンス室

担当教員 蟹井 善統 (放射線科)

Yoshinori Kanii

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ・放射線医学では放射線診断・Interventional Radiology (IVR)・放射線治療領域を学ぶことになるが、それぞれが対象となる疾患の範囲は非常に広い。診療参加型臨床実習と見学参加型臨床実習、講義を通じて実臨床において必要な画像診断の基本や検査方法、IVR、放射線防護、放射線治療の役割・意義について理解を深めることを目的とする。
学修の目的 診断学における画像診断など、近年診療における放射線医学の役割が大きくなってきている。画像診断やIVR、放射線治療を経験することで将来医師になった際に必要な放射線医学の基礎を習得する。
学修の到達目標 医学教育モデル・コア・カリキュラムに定められる以下の項目が学習到達目標となる。
A-6-1), A-9-1), D-2-1)-(1)~(7), D-2-2, D4-1), D-4-2), D-5-1), D-5-2), D-6-1), D-6-2), D-7-1), D-7-2), D-8-2), D-9-2)-(1), D-9-2)-(2), E-6-1)~4), F-2-5,

①画像診断に必要な解剖学的知識を習得する。②頭頸部(中枢神経系含む)、胸部、腹部、心大血管、脊椎・関節の画像診断の基本を習得する。③放射線被ばくと防護について理解する。④代表的なIVRの手技について基本的な知識を述べることができる。⑤がん診療に必要な放射線治療に関する知識を習得する。放射線治療計画の流れや放射線治療に伴う合併症について習得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
○「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
 「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
○「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
 「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
 「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
 「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
○「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
○「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
 「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 形成的評価(70点):画像診断実習後に行われる小テスト成績
総括的評価(30点):実習態度、出席状況

①実習態度、出席状況、小テスト成績によって総合評価し合否を判定する。
②欠席/遅刻は実習態度と出席状況の素点が減点されるうえに、当該項目の小テストの受験資格を失う。
③やむをない事情による欠席/遅刻の場合、補習やミニテストを行うことがある。
④ミニテストで60%未満の正答率の場合、当該項目の補習を課す。
授業の方法 講義 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 授業アンケート(評価)の結果をもとに可能な範囲で改善する予定。
教科書 配布資料(スライドコピー)
参考書 必須ではないが、各臓器の正常解剖(CT・MRI)を把握するためには『CT・MRI画像解剖ポケットアトラス 1巻~3巻』が参考となる。
オフィスアワー 毎週月曜-金曜日、9:00-17:00には研究棟6階放射線医学の医局を通じて連絡する。
受講要件 4年次に実施されるCATO(医療系大学間共用試験実施評価機構)によるCBT(Computer based test)、OSCE(客観的臨床能力試験)に合格していること。
予め履修が望ましい科目 医学科1年から4年次までに履修、合格が求められている全科目。
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 画像診断、単純X線撮影、CT、MRI、血管造影、経カテーテル動脈塞栓術、ラジオ波焼灼術、放射線治療
Key Word(s) Diagnostic imaging, Radiography, Computed tomography (CT)、Magnetic Resonance Imaging (MRI), Interventional Radiology (IVR), Transcatheter arterial embolization (TAE), Radiofrequency ablation (RFA), Radiotherapy
学修内容 4, 5年生(実習期間;1週間)
スケジュール詳細については『クリニカルクラークシップ概要 放射線医学』を参照。
月曜日 9:00-10:30 オリエンテーション(病棟2階 中放カンファレンス室)
     10:30-12:00 腹痛の鑑別 (病棟2階 中放カンファレンス室)
     12:00-12:50 昼の勉強会 (病棟2階 中放カンファレンス室)
     13:00-15:30 腹痛の鑑別 (病棟2階 中放カンファレンス室)
     15:30-17:00 放射線治療 (外来棟1階 放射線治療外来)
火曜日 9:00-10:30 放射線治療 (外来棟1階 放射線治療外来)
     13:00-17:00 頭部の画像診断 (病棟2階 中放カンファレンス室)
水曜日 9:00-12:00 肝腫瘍の鑑別 (病棟2階 中放カンファレンス室)
     13:00-14:00 IVR見学 (病棟2階 CT操作室)
     14:00-17:00 胸部の画像診断 (病棟2階 中放カンファレンス室)
木曜日 9:00-12:00 婦人科疾患の画像診断 (病棟2階 中放カンファレンス室)
     13:00-17:00 心大血管の画像診断
金曜日 9:00-12:00 脊椎と関節の画像診断 (病棟2階 中放カンファレンス室)
     午後      総括 (病棟2階 中放カンファレンス室)

放射線診断の実習では、ショートレクチャーの後、自分自身で実際に画像ビューアを使って様々な疾患の画像を観察します。一日の終わりには到達度をミニテストで評価します。

6年生(実習期間4週間もしくは6週間)
初日 9:00 オリエンテーション(研究棟6階 放射線科医局内のゼミ室)
実習スケジュールはオリエンテーション時に配布する資料に準じる。
事前・事後学修の内容 各臓器の解剖、放射線の基礎知識については事前に知識の確認を行っておくことが望ましい。

各臓器の正常解剖(CT・MRI)を学ぶには『CT・MRI画像解剖ポケットアトラス 1巻~3巻』は参考になる。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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