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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部看護学科 ・その他
精神看護学
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
授業科目名 精神看護学Ⅱ
せいしんかんごがくに
Psychiatric-Mental Health Nursing Ⅱ
単位数 1 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-MNTL-2301-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 ○片岡 三佳(医学部看護学科),北 恵都子(同),田村 裕子(同)
福田 みどり(三重大学病院看護部)

○KATAOKA, Mika, KITA, Etuko, TAMURA, Yuko, FUKUDA Midori

e-mail:mika3@med.mie-u.ac.jp

実務経験のある教員 片岡三佳、北恵都子,田村裕子は精神科病院での看護師としての実務経験がある。
福田みどりは精神科病棟師長であり、入院環境における看護の役割を講義する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 精神保健看護論および精神看護学Ⅰで学んだ基礎知識を活用しながら、臨床看護師による講義や視聴覚教材を用いた講義、ペーパーペーシェントによる看護過程の展開、演習を組み入れ、地域、施設内を問わず、精神障害者が「その人らしい生活」を送るための看護の役割と今後の課題を学習する。
学修の目的 精神の健康の維持および促進、また精神疾患・障害からの回復を支援するために必要な基礎的知識と方法を理解するともに、看護職の役割と今後の課題を検討することができる。
学修の到達目標 1.精神面の健康問題が、個人・家族の日常生活や対人関係に及ぼす影響を理解する。
2.精神面での健康を促進するために必要な基礎的な知識と援助技術を理解する。
3.精神面での健康を促進するために、患者・家族のもっている力を活用した支援を検討できる。
4.精神保健医療上の諸問題の解決にあたり、看護の現状から看護職の役割と今後の課題を検討できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
○地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
○人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
○他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
○国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
○看護職としての責任感を持つ。
○科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
○保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 2/3以上の出席を前提に、定期試験(80%)、個人課題レポート(20%)の計100%(合計が60%以上で合格)
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 学生が提出した看護過程に対して、Moodle上で個別に返信したことに対する学生の評価は高く、学習意欲への向上にもつながるため、次年度も継続する。
教科書 ・武井麻子ほか著(2021)系統看護学講座 専門分野Ⅱ 精神看護学[1] 精神看護の基礎
・武井麻子ほか著(2021)系統看護学講座 専門分野Ⅱ 精神看護学[2] 精神看護の展開
参考書 安保寛明,武藤教志:コンコーダンス 患者の気持ちに寄り添うためのスキル21,医学書院,2010.
オフィスアワー 授業終了後30分 水曜日12~13時(6階619)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 講義内容を暗記するだけではなく、多角的に考えること(例.精神障害者や家族の“生活のしづらさや不利益は何か”とともに“ストレングスは何か”など)。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 精神保健福祉法、精神科リハビリテーション、その人らしさ、ストレングス、リカバリー
Key Word(s)
学修内容 【授業計画】
1.コースガイダンス、精神疾患/障害をもつ人・家族への看護①:病期の理解と看護(気分障害)(教①182-191)
(講義:北)
2.精神科領域における看護過程の展開1-1:気分障害(セルフケアモデル①)(教①182-191)
(講義・演習:北)
3.精神科領域における看護過程の展開1-1:気分障害(セルフケアモデル②)(教①182-191)
(講義・演習:北)
4.精神科領域における看護過程の展開1-2:気分障害(全体像の理解・目標と計画)(教①182-191)
(講義・演習:北)
5.精神疾患/障害をもつ人・家族への看護②:その他の精神疾患(依存症、身体表現性障害、摂食障害)の看護(教①191-234)
(講義:田村)
6.精神疾患/障害をもつ人・家族への看護④:病期の理解と看護(統合失調症:急性期)(教①165-182)
(講義:片岡)
7.精神疾患/障害をもつ人・家族への看護⑤:病期の理解と看護(統合失調症:回復期)(教①165-182)
(講義:片岡)
8.【演習】精神の健康を支援する技術:看護過程の展開2-1(教①165-182)
(演習:片岡・田村・北)
9.【演習】精神の健康を支援する技術:看護過程の展開2-2(教①165-182)
(演習:片岡・田村・北)
10.【演習】精神の健康を支援する技術:観察(アセスメント)と記録、コンコーダンススキル
(演習:田村・北・片岡)
11.【演習】精神の健康を支援する技術:観察(アセスメント)と記録、コンコーダンススキル
(演習:田村・北・片岡)
12.精神科領域における治療的環境と看護①:入院(行動制限)の役割、人権擁護とリスクマネジメント(教②196-254)
(講義:福田)
13. 精神科領域における治療的環境と看護②:外来の役割、連携、人権擁護とリスクマネジメント
(講義:北)
14. 地域におけるケアと支援①:リカバリー、ストレングスモデル、レジリアンス、訪問看護、ACT‐(教②70-113)
(講義:片岡)
15. 地域におけるケアと支援②:精神保健医療における倫理的課題と看護職の役割(教②116-178)
(講義:片岡)
事前・事後学修の内容 【事前学修】学修内容に関連した授業計画の項目に関して、教科書の範囲を読んでおく
【事後学修】学修内容の振り返り、指定された課題を行う
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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