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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学系研究科(博士後期課程)看護学専攻
受講対象学生 大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 地域看護学特論
ちいきかんごがくとくろん
Community Health Nursing
単位数 2 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-PSHS7001-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間
金曜 13・14限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 看護学科棟4F 共同利用研究室(4)

担当教員 谷村 晋
※ 担当教員は変更になる可能性がある

TANIMURA Susumu

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 地域に生活するあらゆる健康レベル・発達段階にある人々の健康状態とその関連要因、地域の健康課題について探求し、看護職の専門的知識と技術、個人・家族・集団・地域への健康予防活動の理論や支援方法、健康問題の早期発見と一次予防に向けた健康管理と協働体制、これらシステムの開発や再構築について考究する。さらに、俯瞰的視野をもって思考する力を高め、研究活動に必要な学術的知見を深めて地域看護・保健学の立場から取り組むべき課題に対する研究動機、背景、意義を明らかにする。
学修の目的 取り組むべき地域の研究課題を科学的根拠をふまえて明確化する能力と、研究の意義を明示する能力を高める。
学修の到達目標 1)健康課題の深刻性と住民ニーズ、健康に大きな影響を与える地域の要因、関連する施策・制度・サポート体制について、科学的根拠をもとに検討できる。
2)療養者・家族・地域のもつ健康問題の早期発見に向けた方策、一次予防のための健康管理と協働体制、支援システムの開発や再構築について検討できる。
3)学術的知見をふまえ、取り組むべき研究課題と研究意義を明確化できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 プレゼンテーションと討議70%,レポート30%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題自己設定型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

教員と学生、学生相互のやり取りの一部が英語で進められる授業
教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業アンケート結果を受けての改善点
教科書
参考書 Holly C, Salmond S, Saimbert M (2022). Comprehensive Systematic Review for Advanced Practice Nursing (3rd edition). New York, Springer.
Elizabeth T. Anderson & Judith McFarlane.(2019): Community as Partner: Theory and Practice in Nursing (8th edition). Philadelphia, Wolters Kluwer Health.
John McKnight(1995): The careless society: Community and its counterfeits. NY, Basic books
イチロー・カワチ,ブルース・P・ケネディ(2004):不平等が健康を損なう,社会疫学研究会訳,日本評論社.
オフィスアワー
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 地域看護学演習
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 地域の健康,社会環境,健康格差,発達段階と健康レベル,多面的視野
Key Word(s)
学修内容 第1回 地域住民の健康と関連要因の分析に関する研究の動向についての系統的文献検討とディスカッション(谷村)
第2回 地域の健康に対するケア制度や体制、看護介入に関する実践と研究の動向についての系統的文献検討とディスカッション(谷村)
第3回 地域格差を説明する空間疫学アプローチに関する系統的文献検討とディスカッション(谷村)
第4回 発達段階に応じた健康レベル・生活習慣に関する分析と地域看護実践・研究動向についての系統的文献検討とディスカッション(谷村)
第5回 6つの教育研究分野での合同講義:多面的視野からの話題提供とディスカッション
イノベーションの考え方と実際の事業活動
第6回 6つの教育研究分野での合同講義:多面的視野からの話題提供とディスカッション
地域医療と保健医療人材育成ネットワーク
第7回 6つの教育研究分野での合同講義:多面的視野からの話題提供とディスカッション
海外研究者の取り組みと大学間連携
第8回 地域住民の健康と関連要因、ケア制度や体制、看護介入を多面的に検討し、自らの専門的見地を明らかにした上で、その課題を取り巻く情勢について系統的・予測的に文献検討とディスカッションを行う。(谷村)
第9回 地域の健康格差に影響を与える医療資源配分などの社会環境および社会経済要因並びに文化的背景について、系統的に文献検討とディスカッションを行う。(谷村)
第10回 発達段階に応じた健康の維持増進と関連要因を多面的に検討し、自らの専門的見地を明らかにした上で、その課題を取り巻く情勢について系統的・予測的に文献検討とディスカッションを行う。(谷村)
第11~14回 地域看護・保健学における取り組むべき課題を明らかにし、自らの専門的見地を明確にした上で、研究動機、背景、意義を明確化する。(谷村)
第15回 6つの教育研究分野合同のまとめ
取り組むべき研究課題について学修成果をまとめて発表する。博士課程の学生や教員、他専攻の教員や現場実践者を交えての検討により、研究課題を精錬する。(谷村)

※ 合同討論会を除く各回の講義は、原則的に論文抄読・輪読のプレゼンテーション・討議を含む。
事前・事後学修の内容 取り組むべき研究課題における系統的文献クリティークの成果を論文形式にまとめる。
事前学修の時間:180分/回    事後学修の時間:60分/回

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