三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 共通教育・教養基礎科目
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 地域学
ちいきがく
Area Studies
授業テーマ オセアニアの教育事情
単位数 2 単位
ナンバリングコード
gedu-libr-AREA1114-002
開放科目 非開放科目    
分野 教育・公共, 国際・外国語
分類・領域

教養統合科目・国際理解・現代社会理解 (2022(令和4)年度〜2015(平成27)年度入学生対象)

開講学期

後期

開講時間 金曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 奥田久春

OKUDA, Hisaharu

実務経験のある教員 国際協力機構(JICA)にて企画調査員としてサモアにて勤務した経験をもとにオセアニアの教育を論じる。また青年海外協力隊、短期専門家としての海外業務経験や広島大学での大学間国際交流の経験から、教育の国際性と地域性を論じていく。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 地域学は、ある地域の社会、文化、教育、政治、環境などの諸特徴やその要因を分析して、その地域の全体像や固有性を明らかにしていく学問であり、地域研究とも呼ばれる。本来、学際的な研究分野であるが、本授業ではオセアニア地域の学校教育をテーマに取り上げる。「学校」とは受講学生の誰もが学んだ経験のある場所であり、また地域の多様な特徴を反映している。オセアニア地域のオーストラリアやニュージーランド、ポリネシア、メラネシア、ミクロネシアの国々の教育制度、学校文化やカリキュラム(教室での学び)、教育と社会・文化との関係を学ぶことで、オセアニア地域の教育の特徴を考えていく。そのためフィールド調査の感覚を持ち、文献や資料、画像・映像等を分析し、記述、整理、比較といった作業を進める。こうした研究手法は、多様な学問分野にも通じるものであり、様々な学部の学生の受講を歓迎したい。
学修の目的 受講生が地域学の学び方を学び、それぞれの専門分野に応用するために、この授業で取り上げる以下の事柄を理解し、能力を高める
1.各国を理解するにあたって必要となる基礎知識を整理する。
2.各国の教育制度、学校文化、歴史的な経緯や改革の方向性、社会・文化との関係について、様々な情報を収集し、記述、整理、特徴を分析する中で、「なぜ?」という問題意識を持つようにする。
3.地域内の比較、他地域との比較、また慣れ親しんでいる日本(留学生の方は母国)とも比較して、相違点や共通点に気づくことや、それらを探究する楽しさを理解する。
4.各自、問題意識を深め、比較を通じた相違点や共通点の要因について更に分析し、地域の特徴を考察していくための思考力を高める。
学修の到達目標 1.オセアニア諸国の地理や自然環境、政治経済、歴史などについて理解し説明することができる。
2.学校教育(教育制度、学校階梯、カリキュラム、試験制度、学校文化、学校教育の社会や文化との関係や歴史的経緯と教育改革の方向性など)について情報を記述、整理し、説明するとともに、特徴を分析しながら問題意識を持つことができる。
3.地域内諸国間の学校教育の比較、他地域(日本や留学生の母国も含む)との比較を楽しみながら、それぞれの特徴を説明することができる。
4.比較を通じて相違点や共通点の要因を分析し、共通する地域的特徴を分析、考察し、説明することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 毎回の振り返りノート(60%)、小レポート(各地域のまとめなど)6回(30%)、期末レポート(10%)
毎回の授業振り返りノートの記録内容をもって出席票とするが、メモの分量、内容で評価を付ける。小レポートは振り返りノートをもとに、授業を踏まえた内容をまとめる。その内容と量で評価を付ける。期末レポートは小レポートを活用して、授業を踏まえた内容であることとし、内容と量、主体的独自性で評価を付ける。
その他授業のルールなどは初回のガイダンスにて説明する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

反転授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 地域学の醍醐味は単に知識を得ることではなく、フィールド調査にて、自らの観察によって得られたデータをもとに、かつ他者との意見交換を通じて、地域の諸特徴を分析していくことにある。そのためフィールドノートや小レポートにてそうした実践を含めるようにする。またそうした能力をそれぞれの学問分野に応用することを意識づける。
教科書 適宜プリントを配布したり、Moodleに掲載したりする。
参考書
オフィスアワー 平日 月曜日~金曜日 11:00~17:00 
但し、授業や、会議等のため不在のこともあるので、予約することが望ましい。
オンラインの場合はZOOMでも対応する。
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 特になし
発展科目 特になし
その他 特になし

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 地域研究、オセアニア、学校教育、模擬フィールドワーク、比較研究
Key Word(s) Area Study, Oceania, School Education, Mock Fieldwork, Comparative Study
学修内容 第1回:ガイダンス:地域学の概要
第2回:オセアニアの概況
第3回:オーストラリアの教育(1) 
第4回:オーストラリアの教育(2)
第5回:オーストラリアの教育(3)
第6回:ニュージーランドの教育(1)
第7回:ニュージーランドの教育(2)
第8回:ニュージーランドの教育(3)
第9回:ポリネシア島嶼国の教育(サモア1)
第10回:ポリネシア島嶼国の教育(サモア2)
第11回:ポリネシア島嶼国の教育(サモア3、トンガ、ツバル)
第12回:メラネシア島嶼国の教育(フィジー)
第13回:メラネシア島嶼国の教育パプアニューギニア、バヌアツ
第14回:ミクロネシア島嶼国の教育(マーシャル、パラオ)
第15回:教育の地域連携、地域内・他地域との比較、まとめ
事前・事後学修の内容 観ておくべき動画、読むべき文献は授業中に指示する。
毎回授業の振り返りノート(フィールドノートに相当)に授業内容を記録し、記録内容を文章化するための小レポート(5回)を課す。また動機づけのための自由研究小レポート(1回)もある。期末レポートで学びを確認する。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:180分/回

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