三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 地域イノベーション学研究科(博士前期課程)
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 2年次
選択・必修 必修
授業科目名 地域イノベーション実践特論
ちいきいのべーしょんじっせんとくろん
Practical Advanced Regional Innovation
単位数 2 単位
ナンバリングコード
inov-inov-BUSI-5-0-1-2-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

開講時間
参加者の人数等が確定後、年間計画を立て、Moodle並びにメール等で連絡します。
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 参加者の人数等が確定後、年間計画を立て、Moodle並びにメール等で連絡します。

担当教員 〇西村訓弘, 浜田吉司, 狩野幹人, 八神寿徳, 加藤貴也,浅井雄一郎(非常勤講師)

〇NISHIMURA Norihiro, HAMADA Yoshiji , KANOU Mikihito, YAGAMI Hisanori, KATO Takaya, ASAI Yuichiro

実務経験のある教員 西村訓弘:大学発スタートアップ企業の経営者としての経験を有しており、イノベーションを地域から起こすことについての実践的手法と考え方について経験を基にした教育を実施することができる。
浜田吉司:1986年慶応義塾大学経済学部卒業、2015年三重大学大学院地域イノベーション学研究科博士後期課程修了(博士)。IXホールディングスは「おにぎりせんべい」の㈱マスヤなど9社を束ねる持ち株会社。後継経営者(アトツギ)ながら起業やM&Aの経験があり、また携わった業種も食品製造業から介護事業、ホテル事業までと多彩で、幅広い経営実務に精通。三重大学客員教授、地域イノベーション学会理事長なども務める。
浅井雄一郎:「常に現場を科学する、研究開発型の農業カンパニー」を目指し、ミニトマト等の施設園芸およびキウイフルーツ等の果樹園芸において国内トップクラスの生産規模に成長。
AIを活用した統合環境制御システムや収穫ロボット等の開発にも取り組み、独自の農業バリューチェーンの構築により生産性の高い農業生産システムを構築している。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 本科目は通年で開講し、前期は地域イノベーションの考え方と実践的事例について授業を行う。後期は、実社会が求める具体的な課題について具体的な解決策をグループ・ワークを行う。さらに、考案結果の発表と質疑を繰り返すことで、事象を理解することと的確な理解を基にした思考を高めることの重要性を討論を通して修得する。
学修の目的 地域イノベーションの概念への深い理解と地域イノベーションを誘発する人材に必要とされる実践力を養う。
学修の到達目標 地域イノベーションを誘発する人材に必要とされる、社会背景を的確に理解し、地域社会で生じている課題を見出し、その解決に有効な手段を考える能力を修得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

自らが修得した知識、技術を最大活用することで課題解決を行うことができる人材となるために、プロジェクト・マネジメント能力を身に付けることを意識して本科目に取り組むことを期待する。

成績評価方法と基準 各授業ごとに提出する小レポート・総合討論およびグループワークへの参加 50% + 最終レポート50%
(合計が60%で合格)
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

問題自己設定型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

教員と学生、学生相互のやり取りの一部が英語で進められる授業
授業アンケート結果を受けての改善点 受講者にプレゼンテーションも行ってもらい、教員から受講生への一方通行ではなく、対話型・参加型の授業として実施する。社会人入学の学生にも受講しやすいように、座学による授業にこだわらず、オンライン、オンデマンド、および、座学とオンライン・オンデマンドのハイブリッド形式での受講を可能とする。
教科書 講義ごとにパワーポイント資料を提示する。
参考書 社長100人博士化計画(西村訓弘著、月兎舎)
オフィスアワー 平日10:00-16:00の間に西村研究室に問い合わせてください。
Tel: 059-231-5405 (担当:出宮・荒木)
受講要件 地域イノベーション学研究科博士前期課程1年次の必修科目を履修済みであること。
予め履修が望ましい科目 地域イノベーション学基礎特論
発展科目 プロジェクトマネジメント演習Ⅱ
その他 本科目は、地域イノベーション学研究科が特徴とする「On The Project Training(OPT)」として行われます。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 地域イノベーション、プロジェクト・マネジメント、社会課題の解決
Key Word(s) Regional Innovation, Project Management, Solving social issues
学修内容 前期は、第一セットから第四セットに分割して実施する。
各セットでは、オンデマンド授業を聴講後、ショート・レポートを提出する。各授業に対して実施する総合討論では学生から提出されたショート・レポートの内容を基に、授業を担当した教員(講師)、学生、PM教員が ディスカッションを行うことで、各授業についての理解を深め、地域イノベーション学の実践力の修得を目指す。
なお、前期終了時に後期のワークショップ形式の授業内容に関するレポート課題について具体的な内容を提示するので、別途連絡する期日までの提出を求める。
各セットの構成は以下の通り。

〇第一セット *各授業の詳細はガイダンス等で紹介する。
第1回 ガイダンス(実施形態:対面とオンラインのハイブリッド形式)
第2回 地域イノベーションの展開に関する授業(実施形態:Moodleを用いたオンデマンド聴講)
第3回 第2回の授業に対する総合討論(実施形態:対面とオンラインのハイブリッド形式)

〇第二セット *各授業の詳細はガイダンス等で紹介する。
第4回 地域イノベーションの展開に関する授業(実施形態:Moodleを用いたオンデマンド聴講)
第5回 第4回の授業に対する総合討論(実施形態:対面とオンラインのハイブリッド形式)

〇第三セット *各授業の詳細はガイダンス等で紹介する。
第6回 地域イノベーションの実践事例を基にした授業(実施形態:Moodleを用いたオンデマンド聴講)
第7回 第6回の授業に対する総合討論(実施形態:対面とオンラインのハイブリッド形式)

〇第四セット *各授業の詳細はガイダンス等で紹介する。
第8回 地域イノベーションの実践事例を基にした授業(実施形態:Moodleを用いたオンデマンド聴講)
第9回 第8回の授業に対する総合討論(実施形態:対面とオンラインのハイブリッド形式)


後期は、ワークショップ形式(グループワーク+総合討論の組合せ)で実施する。
第一回目の授業時間に全員からレポート課題を基にしたプレゼンテーションを行い、その内容を基に、3-4名程度でグループを形成し、その後は、下記のワークショップ学習を繰り返すことで課題解決策の精度を高める。なお、最初のグループワークでは、各人のレポート課題を基にグループとして取り組む課題を取り決め、その課題に対する解決策を策定する。
◎ワークショップ学習の構成
(グループワーク)総合討論を通して気づいたことを基に、グループ内で話し合い解決策を策定する。
(総合討論)グループワークで作成した解決策を授業時間において発表し、参加者全員での討議を行う。
上記のワークショップ学習は計3セット行うことを基本とし、開催日時は進捗を見ながら都度、取り決める。

以上のような「発表・議論・解決策の再検討」によるブラッシュアップを繰り返すことで、問題解決のためのプロジェクト・マネジメント能力の修得を図る。
事前・事後学修の内容 前期授業はオンデマンドで聴講する形式とするが、授業で得た知識をより深く理解するために、学生自らが内容について理解が十分でないと感じた事項について文献等で調べ、熟考することを推奨する。オンデマンド授業を聴講後、ショート・レポートを提出する。また、前期終了時には後期に取り組む題材となる課題を提示するので、その内容をレポートにまとめ提出する。

後期に行うワークショップは、グループワークと全体討議の組合せを計4セット行うことを基本とする。グループワークでは、適宜、グループメンバーが集まり、グループ内での議論を行うことで有効な課題解決策をまとめ、プレゼンテーション資料を作成する。全体討議では各グループから取りまとめた内容についてプレゼンテーションを行い、参加者全員での質疑を行う。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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