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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 水産物品質学特論
すいさんぶつひんしつがくとくろん
Advanced Quality of Marine Products
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-5271-006
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 開講場所は掲示あるいはメールにて周知します。

担当教員 岡﨑 文美 (生物資源学研究科 生物圏生命科学専攻)

OKAZAKI, Fumiyoshi

実務経験のある教員 【教員名】 岡﨑 文美
【実務経験】総合化学企業におけるバイオプロセス研究業務に従事.
【講義内容との関連性】総合化学企業において,微生物による代謝工学および酵素工学による化学製品の新製法研究および新規機能性物質の基礎研究に従事した.これら実務経験より得た知識および技術を活かし,酵素反応を基盤とする生体内の代謝反応の基礎に関する理解を目指すとともに,社会との繋がりを意識した実学的教育を行う.

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ・水産物の鮮度および安全性を化学的・分子生物学的に判定し,評価する方法を解説する.さらに世界で広く採用されている品質・衛生管理の手法であるHACCPの基本概念とHACCP義務化に伴う我が国の食品業界の対応についても解説する.
・水産物の品質の向上や高付加価値化に資する、酵素およびオリゴ糖などの生化学物質の構造と機能に関する科学的分析手法を解説する.
(DP,CPとの関連)三重大学の目標である4つの力を身につけるため,生物資源学研究科博士前期課程のDPである(1)幅広い教養・倫理観と国際感覚,(2)専門知識・技術の修得を目指す.
学修の目的  学生は、水産物の鮮度および安全性を化学的・分子生物学的に判定し,評価する方法,水産物の品質の向上や高付加価値化に資する生化学物質の構造と機能に関する科学的分析手法に関する知識を得る。また、世界で広く採用されており、我国でも義務化された食品の品質・衛生管理の手法であるHACCPの基本概念が理解できる。
学修の到達目標  生鮮魚介類およびそれらの加工製品の品質は,原料の鮮度管理および食品衛生面における安全性によって保証される.本特論では水産物における品質管理の重要性および品質の安全性に関する客観的な科学的評価法,水産物の品質の向上や高付加価値化に資する生化学物質の構造と機能に関する科学的分析手法について理解できるようになることを目的とする.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 演習取組(発表および議論)50%、レポート50%,計100%. (合計が60%以上で合格)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

反転授業
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業アンケート結果を受けての改善点 ・MoodleおよびTeamなどのグループウェアを活用して資料を事前に受講者間で共有する.
・受講者のプレゼンテーションスキルの向上を促し,受講者間の議論を促進する。
・発表内容に関する最近の研究トピックスを紹介し,興味を喚起する。
教科書 指定しない.
参考書 特論内のトピックスに従い,随時指定する.
オフィスアワー 岡﨑 文美: 随時可(メール【okazaki@bio.mie-u.ac.jp】等で事前連絡のこと。),場所 719室
受講要件
予め履修が望ましい科目 水産物品質学演習
発展科目 海洋生命分子化学特別研究 I,海洋生命分子化学特別研究 II,海洋生命分子化学特論
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 食品,水産物,鮮度,安全性,科学的評価方法,化学分析,HACCP
Key Word(s) Food, Marine products, Freshness, Safety of foods, Scientific evaluation method, Chemical analysis
学修内容 本特論では以下の内容について講義を行い,講義毎に提出されたレポートで理解度を確認し, 次回の講義の始めに理解不足の点を再度説明する.また,最近の食品に関する報道についても解説等を行う.

第1回.食品としての水産物
第2回.魚食文化における鮮度の重要性
第3回.鮮度と品質管理
第4回.品質管理の評価法
第5回.科学的評価法とは?
第6回.1~5回の振り返り
第7回.化学的・分子生物学的品質判定法
第8回.我が国の食品衛生法
第9回.HACCPの基本概念
第10回.HACCPと「食の安全」
第11回.グローバルスタンダードとしてのHACCP
第12回.我が国における「食の安全」に対する意識
第13回.我が国のHACCP対応の動向について
第14回.HACCP義務化に伴う食品業界の対応と食品の輸出政策
第15回.1~14回の講義についてのまとめ質疑応答
事前・事後学修の内容 客観評価における科学的手法の役割、品質評価における化学分析について
第1回.事前 食品としての水産物について
    事後 水産食品の品質について
第2回.事前 魚食文化における鮮度の重要性について
    事後 グローバルスタンダードとの関連 
第3回.事前 品質管理と鮮度の関係
    事後 魚食文化と品質管理
第4回.事前 品質管理と鮮度評価
    事後 鮮度指標と実際の応用
第5回.事前 水産物の品質の科学的評価法
    事後 科学的指標・基準による評価
第6回.事前 1~5回の振り返り
    事後 理解不足の点の復習
第7回.事前 化学的・分子生物学的品質判定法
    事後 化学的・分子生物学的品質判定法の長所と短所
第8回.事前 我が国の食品衛生法
    事後 食品衛生行政と食品衛生法
第9回.事前 HACCPの基本概念
    事後 HACCPの問題点
第10回.事前 HACCPと「食の安全」
    事後 HACCPとコンプライアンスの問題
第11回.事前 グローバルスタンダードとしてのHACCP
    事後 使用基準の概念と運用
第12回.事前 我が国における「食の安全」に対する意識
    事後 消費者意識の問題点
第13回.事前 我が国のHACCP対応の動向について
    事後 HACCP義務化への利点と問題点
第14回.事前 HACCP義務化に伴う食品業界の対応
    事後 我が国の食品の輸出政策について
第15回.事前 1~14回の講義についてのまとめ
    事後 問題点と理解度の確認
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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