三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・地球環境学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目(地球コース)
選択推奨科目(土木コース)
授業科目名 景観生態学
けいかんせいたいがく
Landscape Ecology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Envi-2131-003
開放科目 開放科目    
 
市民開放科目
開講学期

後期

開講時間 木曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物資源学部校舎(教室番号は、Moodle生物資源学部・生物資源学研究科 学生掲示板で確認して下さい。)

担当教員 大野 研

OHNO, Ken

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 「景観」は,森と草地のような異質な景観要素が組み合わさった空間の全体のことを意味する。例えば、池の周囲が森に囲まれている場合と草地に囲まれている場合では,池の中の生物の種類は異なり、その池がその景観の中で果たす役割も異なる。また、同じ面積の森林が存在しても、それが1つの森としてまとまっている場合と複数にわかれている場合では、森の中の生物の種類は異なり、その森林が持つ機能も異なる。このように、景観に含まれる景観要素の空間配置と生態系のプロセスや個々の生態系が持つ機能の間には密接な関係がある。「景観生態学」は,「景観」という空間の諸特性を,様々なスケール,様々な視点から階層的に解明していく学問である。
この講義は、三重大学の目標である4つの力の「考える力」を身につけるため、生物資源学部のDPである(3)科学的で論理的な思考を展開することを目指している。
学修の目的 景観要素の空間関係、景観要素間のエネルギーや種の移動、経時的な景観パターンの変化について学ぶ。
学修の到達目標 景観生態学の概念、問題、方法および応用を身につけ、生態系保全、資源管理、土地利用計画を行う上で有用な基礎を習得する。
(知識)景観生態学の概念、方法について、専門的な名称等の基礎知識を習得し、そのメカニズムを理解することができる。
(態度)課題等を通して、主体的に学習し、理解する態度が身につく。
(技能)生態系の動態を予測する技能が身につく。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 (2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○(3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 小テスト50%、毎回のレポート50%の割合とし、全体で60%以上を合格とする。
(知識)景観生態学の概念、方法について、専門的な名称やそのメカニズムを理解しているかを小テストとレポート(40%)で評価する。
(態度)課題の提出状況(15%)で評価する。
(技能)課題の内容(45%)で評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 D.サダヴァ:アメリカ版 大学生物学の教科書 第5巻生態学 講談社、 2014
参考書 R.N.Coulson & M.D.Tchakerian : Basic Landscape Ecology,KEL,2010
M.Begon et.al. 堀道雄監訳:生態学、京都大学学術出版会、2003
M.G.Turner et.al. : 中越信和・原慶太郎監訳:景観生態学、文一総合出版、2004
Dennis Colella et.al. : Environmental Science, Addison-Wesley, 1996
Wenche E. Dramstad et.al. : Landscape Ecology Principles in Landscape Architecture and Land-Use Planning, Harvard University, 1996
オフィスアワー 非常勤講師であるので、メールにて予約。世話役は、葛葉教授
受講要件
予め履修が望ましい科目 環境保全生態学
発展科目
その他 環境教育に関連した科目

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 景観、生態系、バイオーム、配置、パッチ、エッジ、コリドー、マトリクス、景観モザイク、GIS
Key Word(s) Landscape, Ecosystem, Biome, Patch, Edge, Corridor, Matrix, Landscape Mosaic, GIS
学修内容 第1回 概説
第2回 景観生態学とは?
第3回 環境における生物
第4回 個体群
第5回 生物種間相互作用の生態学的。進化論的意義
第6回 生態学的群落(コミュニティ)
第7回 地球のエコシステム
第8回 景観の構造1 景観の環境、景観の幾何学
第9回 景観の構造2 景観の幾何学(つづき)、景観の知覚
第10回 景観の機能
第11回 景観の変化
第12回 景観生態学の原理1 パッチ
第13回 景観生態学の原理2 エッジと境界
第14回 景観生態学の原理3 コリドーと連結性
第15回 景観生態学の原理4 景観モザイク
事前・事後学修の内容 第1回 概説 予習と復習:教科書の前書きの理解と目次の把握、参考書の把握、Moodleコースの登録(4時間)
第2回 景観生態学とは? 配布資料に基づき予習と復習(4時間)
第3回 環境における生物 教科書23章を予習し、問題を復習(4時間)
第4回 個体群 教科書24章を予習し、問題を復習(4時間)
第5回 生物種間相互作用の生態学的。進化論的意義 教科書25章を予習し、問題を復習(4時間)
第6回 生態学的群落(コミュニティ) 教科書26章を予習し、問題を復習(4時間)
第7回 地球のエコシステム 教科書27章を予習し、問題を復習(4時間)
第8回 景観の構造1 景観の環境、景観の幾何学 配布資料を予習し、授業中の課題を復習(4時間)
第9回 景観の構造2 景観の幾何学(つづき)、景観の知覚 配布資料を予習し、授業中の課題を復習(4時間)
第10回 景観の機能 配布資料を予習し、授業中の課題を復習(4時間)
第11回 景観の変化 配布資料を予習し、授業中の課題を復習(4時間)
第12回 景観生態学の原理1 パッチ 配布資料を予習し、授業中の課題を復習(4時間)
第13回 景観生態学の原理2 エッジと境界 配布資料を予習し、授業中の課題を復習(4時間)
第14回 景観生態学の原理3 コリドーと連結性 配布資料を予習し、授業中の課題を復習(4時間)
第15回 景観生態学の原理4 景観モザイク 配布資料を予習し、授業中の課題を復習(4時間)
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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