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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・現代科学理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名 現代科学理解特殊講義
げんだいかがくりかいとくしゅこうぎ
Lecture Course in Understanding Modern Sciences
授業テーマ 科学技術と社会
単位数 2 単位
分野 自然 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開放科目 非開放科目
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 木曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 和田 正法

WADA, Masanori

学習の目的と方法

授業の概要  現代の科学・技術は、科学者や技術者だけの問題ではなく、一般の社会と密接に関係している。科学・技術の成果は、われわれの暮らしに恩恵を与える一方で、ときに問題を生み出すことがある。しかし、現代の科学・技術は急激な進展をみせており、専門家でさえ個人が把握できるのは、科学・技術全体のほんの一部分にすぎない。こうした科学・技術をわれわれはどのように捉え、問題に対処していけばよいのか。各回の授業では、現代の科学・技術が社会と関わりをもつ際に生じる問題を取りあげ、それらを分析する視点を提供する。
学習の目的  一般に「文系」と「理系」と呼ばれる諸分野を融合することを大きな目標とする。
 毎回の受講と、複数回のレポート執筆を通して、リベラル(教養)教育で最も重要な批判の能力(統合・分析・表現)を発展させる。上記「授業の概要」に示したような授業で提供する事例を単に知識として得るということにとどまらず、多面的な視点からものごとを見つめる洞察力を養うとともに、自らの意見を表明する素養を身に付ける。こうした作業を通し、科学・技術を単に批判的に捉えるだけではなく、それらを社会に生かす方法を考える。
学習の到達目標 ・科学技術が社会の中で生じる問題があることを理解する(C評定)。
・多面的な視点から科学技術の進展を理解し、論じることができる(B評定)。
・科学技術と社会の問題に関して、自らの考えを表明し、論理的に説明することができる(A評定)。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  • ○討論・対話力
  • ○指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴 能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業 Moodle

教科書 指定なし。
参考書 必要に応じて授業内で示す。
成績評価方法と基準 小レポート(1,000字)2回(20%)、中間レポート(2,000字)1回(30%)、最終レポート(3,000字)1回(50%)によって行う。レポートの評価基準は、授業内に明示する。
オフィスアワー 教養教育校舎1号館102号室。いつでもお気軽にどうぞ。つかまらなければメールでアポを取ってください。メールアドレスは、オフィスのドアに掲示してあります。
受講要件 誰でも受講することができます。
学部、学年を問いません。
予め履修が望ましい科目 予め履修しておく必要がある科目はありません。
発展科目
授業改善への工夫  本授業は、レポートのみの採点になりますが、文章の得意・不得意はほとんど関係ありません。本授業を真面目に受講すれば、誰でも必ずレポートの書き方を習得できるようになります。レポートの詳細な評価基準は、授業中に伝えます。
 授業中に、受講者に現代科学技術の内容に関してマイクで意見を求めることがあります。初めのうちは発言することに戸惑うことがあるかもしれませんが、自らの意見を表明することに慣れてください。
 また、科学技術が発展する場としての大学の役割とは何か、そして大学で学ぶことはどのような意義があるのかといった問いについても触れることで、自らのいる場所を相対的に捉えられるようになることを目指します。
 本授業で得た視点や、ここで受けた訓練は、他の授業や、卒業後の社会生活においても必ず役に立つでしょう。
その他

授業計画

キーワード 科学技術、科学論、科学技術社会論、社会の中の科学技術
Key Word(s) Science and Technology, Science Studies, STS (Science and Technology Studies), Science and Technology in Society
学習内容 第1回 ガイダンス
 授業の方針、成績評価方法を伝える。科学技術とは何かについて考える。
第2回 研究者と社会
 論文捏造など研究者の不正事件を例に、研究現場の最先端と社会の関わりを考える。
第3回 「科学」、「技術」、「科学技術」
 産業革命やイノベーションを例に、「科学」、「技術」、「科学技術」について考える。
第4回 公害問題
 水俣病を中心に、公害と科学技術の関係について考える。
第5回 地球環境問題
 地球温暖化について、エネルギー、持続可能性、不確実性を考える。
第6回 戦争と科学技術
 科学技術が兵器開発とどう関わってきたかを考える。
第7回 事故と科学技術
 スペースシャトル・チャレンジャー号の事故を中心に、科学技術の失敗例を考える。
第8回 科学技術と安全
 化学物質などを例に、科学技術の安全面を考える。
第9回 科学技術とリスク
 遺伝子組み換え作物、不妊治療、出生前診断などの最新科学技術に潜むリスクを考える。
第10回 科学技術と国家
 日本や各国の科学技術政策を中心に、国家と科学技術の関係を考える。
第11回 科学・技術と知的財産権
 青色LED特許訴訟やWinny事件を中心に、科学技術の進歩とその商業化や普及の過程を考える。
第12回 巨大科学技術システムと社会
 原子力発電を例に、巨大システムと社会の関連を考える。
第13回 先端の科学技術と社会
 再生医療などを例に、最先端の科学技術が社会に及ぼす影響を考える。
第14回 専門家と市民の関係
 専門家と非専門家の関係をとりあげ、科学技術は誰のためにあるのかを考える。
第15回 まとめ
 これまで取りあげた事例を振り返り、科学技術と社会の関連を問い直す。
学習課題(予習・復習)
ナンバリングコード(試行) LISLEC1

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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