三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部看護学科 ・母子看護学
助産学
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次
助産師課程4年生
選択・必修 選択必修
4年次助産師課程科目履修のための必修科目
授業科目名 助産技術学Ⅱ
じょさんぎじゅつがくⅡ
Midwifery Technique Ⅱ
単位数 2 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-MIDW-2403-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

開講時間
4月~5月中に集中講義を行う。
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 助産実習室、もしくは、看護2講

担当教員 安積陽子(医学部看護学科)、齋藤真希(医学部看護学科)、近藤桃子(医学部看護学科)、髙橋恭子(医学部看護学科)、佐々木直哉(三重中央医療センター)

ASAKA Yoko, SAITO Maki, KONDO Momoko, TAKAHASHI Kyoko, SASAKI Naoya.

実務経験のある教員 看護師・助産師として臨床(産科病棟など)での実務経験があり、助産技術学Ⅱで教授する助産学の基礎的知識・技術を備え、学生の助産実践を指導するための能力をもっている。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 事例を通して、妊産褥婦・新生児の助産実践に必要な知識・技術を用いて、助産診断・計画立案を学ぶ。また、演習を通して、助産実践に必要な観察・ケア技術およぶ分娩介助技術を学ぶ。
学修の目的 事例を通して、妊娠期、分娩期、産褥・新生児期(産褥・生後1か月まで)の助産診断の展開、計画立案ができるようになる。また演習を通して、保健指導が実践できるようになり、観察・ケア技術、分娩介助技術を習得する。
学修の到達目標 1.助産実践に必要な基礎的知識・技術を習得する。
2.妊産褥婦・新生児の事例を用いて助産診断過程を展開する。 
3.妊産褥婦・新生児の助産実践に必要な技術を演習をとおして習得する。
4.妊産褥婦の保健指導に必要な知識・技術を演習をとおして習得する。
5.NCPR2020に基づく新生児蘇生法(NCPR-Bコース)の知識・技術を習得し、資格を取得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
 地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
 人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
 他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
 国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
 看護職としての責任感を持つ。
 科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
 保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

感じる力20%,考える力30%,生きる力20%,コミュニケーション力30%
主体性・積極性をもった技術練習や、自己学習が必要です。

成績評価方法と基準 課題提出物(演習の討論を含む)50%、技術試験50%により評価する。
授業の方法 講義 演習 実技

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
実地体験型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 学生による授業アンケート結果、学生との面談により教授・指導方法を検討し、改善する。
教科書 助産学講座:3.母子の健康科学、5.助産診断・技術学Ⅰ、6.助産診断・技術学Ⅱ[1]妊娠期、7.助産診断・技術学Ⅱ[2]分娩期・産褥期、8.助産診断・技術学Ⅱ[3]新生児期・乳幼児期
病気がみえる Vol.10 産科 第4版 MEDIC MEDIA
最新産科学 正常編・異常編 文光堂
実践マタニティ診断 第4版 医学書院
マタニティ診断ガイドブック 第6版 医学書院
正常分娩の助産術 医学書院
根拠と事故防止からみた母性看護技術 第3版 医学書院
NCPR2020新生児蘇生法テキスト 第4版 メジカルビュー社
参考書 母乳育児支援スタンダード 第2版 医学書院
助産師のためのフィジカルイグザミネーション 医学書院
今日の助産 南江堂
周産期ケアマニュアル サイオ出版
【電子ブック】
周産期看護マニュアル―よくわかるリスクサインと病態生理―,中井 章人,東京医学社,2008,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000052104
母性看護技術 第2版(看護実践のための根拠がわかる),北川 眞理子,メヂカルフレンド社,2015,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000033716
写真でわかる母性看護技術アドバンス―褥婦・新生児の観察とケア、母乳育児を理解しよう!―,平澤 美恵子,インターメディカ2017,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000049269
写真でわかる母性看護技術アドバンス―褥婦・新生児の観察とケア,母乳育児を理解しよう!―【動画付き】,平澤 美恵子,インターメディカ,2017,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000060658
オフィスアワー 随時(メール連絡等で事前に相談してください)
受講要件 3年次までの助産師課程必修科目の単位をすべて修得していること、助産師課程学生であること。
予め履修が望ましい科目 母性看護学Ⅰ、母性看護学Ⅱ、母性看護学実習、助産論Ⅰ、助産診断学Ⅰ、助産診断学Ⅱ
発展科目 助産学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、統合実習Ⅰ・Ⅱ(母性看護・助産学)、助産論Ⅱ
その他 講義内では、知識・技術の習得のための解説や練習に時間をとることは少なく、デモンストレーション、習得状況の確認およびグループディスカッションや実践が主になります。必要な知識は講義前後での自己学習で、自身に不足している技術の練習は、実習室を開放しているので主体的に自身で行ってください。同じ目標を持つ学生同士、協力することを求めます。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 助産ケア、健康診査、分娩介助技術
Key Word(s) midwifery, health examination, childbirth nursing
学修内容 1.分娩介助技術:デモンストレーション
2.分娩介助技術:デモンストレーション
3.演習 観察・ケア:妊娠期(レオポルド触診法、子宮底長・腹囲測定、CTG装着)
4.助産診断:妊娠期(事例A)
5.保健指導:妊娠期
6.助産診断:分娩期(事例B)
7.助産診断:分娩期(事例B)
8.助産診断・演習:分娩期(事例B)
9.分娩介助技術:技術確認
10.保健指導:妊娠期
11.助産診断:産褥・新生児期(事例D)
12.保健指導:産褥期
13.助産診断:産褥・新生児期(事例D)
14.演習 観察・ケア:産褥期(乳房観察、授乳指導、おむつ交換、抱懐)
15.助産診断:分娩期(事例C)
16.助産診断:分娩期(事例C)
17.助産診断・演習:分娩期(事例C)
18.保健指導:産褥期
19.演習 観察・ケア:新生児期(出生直後のケア、計測)
20.演習 観察・ケア:新生児期(バイタルサイン測定、沐浴、更衣)
21.助産診断:産褥・新生児期(事例D)
22.分娩介助技術:技術確認
23.保健指導:妊娠期(統合)
24.保健指導:産褥期(統合)
25.NCPR-Bコース研修
26.NCPR-Bコース研修
27.NCPR-Bコース研修
28.分娩介助技術:技術試験
29.分娩介助技術:技術試験
30.分娩介助技術:技術試験
事前・事後学修の内容 分娩介助技術演習は、講義内ではデモンストレーションと疑問確認のみ行うため、講義外で自主的に技術練習を行う必要がある。妊娠期・産褥期・新生児期の観察・ケア技術演習は、事前の自己学習の成果を確認する形式のため、講義内での練習時間は設けない。
NCPR-Bコース研修は、指定のテキストを購入し、研修日までに予習を行う。
助産診断・保健指導は、助産師課程ガイダンスにて課題を提示され、4月~5月の講義・演習日に合わせ事前に提出する(別紙授業スケジュール参照)。講義・演習後には提出した課題を復習し、学習内容の整理を行うことを推奨する。
助産診断・保健指導・演習とも全て、6月からの助産学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲにて実践する内容のため、知識・技術習得できるよう主体的・能動的に十分に自己学習を行う。
事前学修の時間:160分/回    事後学修の時間:80分/回

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