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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 医学部医学科 ・生体防御の分子基盤
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
医学部医学科・生体防御の分子基盤・・2年次
選択・必修 必修
授業科目名 分子病態学
ぶんしびょうたいがく
Molecular Pathobiology
単位数 「生体防御の分子基盤」として8 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

スケジュール表による

開講時間
開講場所

担当教員 島岡 要(医学部医学科),朴 恩正 (医学部医学科)

学習の目的と方法

授業の概要 "【講義形式】
ワークショップ形式で授業を進めるので、「予習とプレゼン準備→授業中のプレゼンテーションと質問・コメント→復習と宿題提出」のサイクルが必須である。授業に関する連絡と宿題の提出はムードルを通じて行う。
 【実習】分子病態学では関連の教室と合同で「分子医学実習」を行っている。実習については下記の学習内容参照
"
学習の目的 分子病態学(Molecular Pathobiology)は、疾患の成因を遺伝子や蛋白質、糖質、脂質などの分子のレベルの異常としてとらえ、それらの異常がどの様なメカニズムによって細胞や組織、さらに生体の機能の異常、すなわち疾患の成立に結びつくかを解明する学問である。分子病態学の授業では、がんを疾患のモデルとして用い、学生が分子病態学的解析法の基礎理論と遺伝子や蛋白質の変異が組織や生体の病態に至るメカニズムを理解し解説できるようになることを目指す。こうした授業を通して、疾患に関わる多様な問題を科学的・論理的に解決する医師・研究者の素養をつくる。
学習の到達目標 1.遺伝子や蛋白質の構造変異・機能異常と病気のメカニズムとの関係を理解できるようになる。
2.大量の文章を短時間で読み込み、要点をまとめることができる。
3.医師・研究者に必要な科学リテラシーと論理的思考法を身につける。
4. 英語科学論文を読解する方法を学ぶ。
5.効果的なプレゼンテーションをするスキルを経験から学ぶ。チームで協力してプロジェクトを遂行する経験を積む。リーダーシップを学ぶ。
6. 分子生物学の基本的研究手技を理解し、経験する(実習)
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  •  主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義 実習

授業の特徴

教科書 教科書1: ワインバーグ がんの生物学(Robert A. Winberg著、訳/武藤・青木)第2版、2017年刊、南江堂、東京
教科書2:知的複眼思考法(刈谷剛彦著)講談社
参考書
成績評価方法と基準 1)授業中レポート
授業の理解を問い、論理的思考法と質問する力を育成するレポートを毎回授業中に書き、授業終了時に提出(点数化)。
2)授業でのプレゼンテーション
教科書の指定された部分を予習し、プレゼンテーションを準備し事前にムードルにアップロードする。授業中に発表を行う(点数化)。
3)宿題レポート
各授業に関連する科学論文を読んで、内容をまとめる宿題をムードルから提出する(点数化)。
4)筆記試験
筆記試験を行います。問題は、講義・教科書・宿題の内容に沿い、英語で出題します。例年、授業に出席し、真剣に勉強した学生だけが合格するような問題を作成しています。
上記4つをすべて点数化し、その合計が60点以上を合格とします。点数化の配分は最初の授業で説明します。
 進級に関わる最終的な合否判定は教務委員会が行います。再試は行いますが、再々試験は行いません。授業中、レポート・宿題、試験における不正行為には、厳しく対処します。理由を問わず単位は無効になります。
以上は講義の成績評価方法です。実習の成績評価は実習初日のオリエンテーションで詳しく説明します。
オフィスアワー 教員は公務出張以外には、毎日、教授室や実験室にいます。
連絡先:
教授:島岡要(shimaoka@doc.medic.mie-u.ac.jp、内線6405)
准教授:朴恩正(epark@doc.medic.mie-u.ac.jp 、内線6408)
秘書:池田知嘉子(c-ikeda@doc.medic.mie-u.ac.jp、内線6407) 
受講要件 1.遺伝子の構造と転写の機構について履修済であること。
2.核酸の構造と遺伝の機構について履修済であること。
3.蛋白質の構造と合成の機構について履修済であること。
4.糖質の構造と種類について履修済であること。
5.脂質の構造と種類について履修済であること。
6.細胞の増殖と死について履修済であること。
7.生体組織の構造と機能について履修済であること。
予め履修が望ましい科目 1.分子生命体科学を履修済であること。
発展科目
授業改善への工夫 島岡は、学生の授業評価アンケート等の結果を参考にして授業内容を改善します。朴も同様に対応します。
その他 1.本学の教育目標である4つの力に対して、以下のウェイトをおいた授業を行います。
「感じる力」=10%
「考える力」=40%
「コミュニケーション力」=40%
「生きる力」=10%
2.この授業には映画や演劇を鑑賞するつもりで参加してはいけない。教師の講義をただノートにとって満足するような授業ではない。絶対に予習すること。そして最低1回は授業中に発言すること。そして宿題を提出すること。

授業計画

キーワード "分子病態学, 分子生物学、がん生物学、免疫学、ゲノミクス, プロテオミクス, 遺伝子病, 遺伝子診断, 遺伝子治療, 遺伝子変異,科学リテラシー、論理的思考法、英語コミュニケーション力、科学論文読解
Moleluar Pathobiology, Molecular Biology, Immunology, Cancer Biology, Genetics, Science Literacy, Science Communication"
"遺伝子修復, 遺伝子解析法, 連鎖解析, ポジショナルクローニング,ファンクショナルクローニング,アポトーシス, ネクローシス, 分子腫瘍学, 癌遺伝子, 癌抑制遺伝子, 多段階発癌, 癌転移,白血病, 癌免疫、癌ワクチン、臨床治験、システムズ・バイオロジー、感染症、細胞内シグナル伝達、細胞周期、ゲノム不安定性、細胞外マトリックス、微少環境、幹細胞、ニッチ、血管生物学、血管新生、炎症、細胞接着、細胞遊走、
Inflammation, Cell Adhesion, Cell Trafficking, Extracellular Matrix, Cell Migration, Integrin, Connexin, "
Key Word(s) molecular biology
scientific literacy
scientific reading, writing, and presentation
inflammation
tissue remodeling
cancer biology
genetics
epigenetic
RNA interference
biotechnology
innovation
clinical trials
growth factor
cytokine
chemokine
signaling
apoptosis
cell adhesion
integrin
genomic instability
vascular biology
angiogenesis
metastasis
trafficking
migration
immunotherapy
学習内容 [講義内容]
 担当者: 島岡要、朴恩正
1) 論理的思考法
2) 遺伝学・遺伝子クローニング・変異
3) 細胞内シグナル伝達異常
4) 癌遺伝子と癌抑制遺伝子
5) 細胞周期制御とアポトーシス
6) 細胞の不死化と多段階腫瘍形成
7) ゲノム不安定性
8) 血管新生と微少環境や幹細胞ニッチ
9) 細胞の接着・遊走と癌浸潤・転移
10) 腫瘍免疫と炎症
11) 臨床治験とトランスレーショナル医学

【授業日程】
[授業日程]
    日時         教官   講義内容
1/ 10(水) 1・2限 島岡  論理的思考法①
        3・4限  島岡  論理的思考法②
1/ 15(月) 1・2限 島岡  遺伝学・分子生物学①
        3・4限  島岡  遺伝学・分子生物学②
1/17(水) 1・2限 島岡  シグナル伝達異常①
        3・4限  島岡   シグナル伝達異常②
1/22(月) 1・2限 島岡  癌遺伝子
        3・4限  島岡  癌抑制遺伝子
1/24(水) 1・2限 島岡  細胞周期制御
        3・4限  島岡  アポトーシス
1/29(月) 1・2限 島岡  細胞の不死化
        3・4限  島岡  多段階ガン化
1/31(水) 1・2限 島岡  ゲノム不安定性①
        3・4限  島岡  ゲノム不安定性②
2/ 5(月) 1・2限 島岡  血管新生
        3・4限  島岡  がん微少環境とニッチ
2/ 7(水) 1・2限 島岡  細胞接着と遊走
        3・4限  島岡  癌浸潤と転移
2/14(水) 1・2限 島岡  腫瘍免疫と炎症①
        3・4限  島岡  腫瘍免疫と炎症②
2/19(月) 1・2限 島岡  臨床治験
        3・4限  島岡  トランスレーショナル医学


[実習内容]
 担当: 朴恩正、大学院生〈Teaching assistant〉
 分子病態学では関連の教室と合同で「分子医学実習」を行っている。
 分子病態学では授業内容を実践して理解する意味から、主に、血液凝固因子の遺伝子多型(SNP)解析に関する実習を行っている。具体的には、学生の血液細胞からの染色体DNAの分離とPCR法を用いた遺伝子増幅、及び増幅遺伝子の解析による多型解析を行う。
 実習書を用意します。

[実習日程](仮)
1/15(月) 5・6 7・8 9・10限  朴、大学院生 
1/16(火) 5・6 7・8 9・10限  朴、大学院生
1/22(月) 5・6 7・8 9・10限  朴、大学院生
1/23(火) 5・6 7・8 9・10限  朴、大学院生
1/29(月) 5・6 7・8 9・10限  朴、大学院生
1/30(火) 5・6 7・8 9・10限  朴、大学院生
学習課題(予習・復習) 学習課題(予習・復習)
1.ムードルに登録し、詳細な授業プロトコールを読んで必ず予習し、授業プレゼンテーションファイルを事前にムードルに提出すること
2. 授業中はプロトコールに従い、質問と発言を必ず行う。
3.授業中レポートを所定の用紙に記入し、授業の終わりに必ず提出する
4.宿題:課題論文を毎回ムードルからダウンロードし、内容に関する宿題を所定の日までにムードルから提出する
ナンバリングコード(試行) MD-BMED-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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