三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部医学科 ・生体防御の分子基盤
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 医動物学
いどうぶつがく
Medical Zoology
単位数 「生体防御の分子基盤」として8 単位
ナンバリングコード
medc-medc-MZOO-2201-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

スケジュール表による

開講時間
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 基礎第2講義室

担当教員 油田正夫(医学部医学科),安藤勝彦(非常勤講師),岩永史朗(非常勤講師), 伊澤晴彦(非常勤講師),前川洋一(非常勤講師)

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 医動物学(Medical Zoology)は、ヒトの健康に直接間接に関わる動物を扱い、それらが関係する疾病の発生機序の解明を目的とする学問である。例えば寄生虫とその中間宿主、病原体媒介者であるVector昆虫、有毒な動物やアレルギーの原因となる昆虫やダニなど幅広い動物が対象で、それら動物についての基礎知識やそれらと人との関わり、即ちその病原性、感染や発病の機構、予防や治療、病害動物の防除法等について研究する学問分野である。
医動物には歴史的には病理学の一分野から出発し、微生物学や生体防御医学・免疫学と共に感染症の防御が主要な課題であるが、基礎生物学的側面や熱帯医学・疫学や予防医学(社会医学)の側面も合わせ持っている。医動物学は既知の知識と新しい展開を合わせて、動物とヒトとの関係・ヒトの疾病について医学と生物学の接点という観点から、以下の講義と実習をプレチュートリアル教育の一貫として行う。
学修の目的 ヒトは多くの生物と共存しており、その関係は複雑で多様である。その上近年飛躍的に高まった生活圏の拡大や生活様式の多様化、海外(特に熱帯地域)との交流の拡大、性意識の変化、医学医療の進歩そのものまでが、これまでのヒトと生物間の相互関係に変化をもたらし、人の疾病の生態学に影響を与えている。それらの現状を正しく把握するとともに、近い将来に起こるであろう人の健康への危険を予測し、対応を準備することが求められている。
学修の到達目標  外部寄生虫及び内部寄生虫による感染症の発生機序を理解することにより、それらの予防方法及び治療方法を自ら考える能力を修得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
○「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
 「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
○「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
○「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
 「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
 「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
○「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
○「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
○「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準  ペーパーテストに、出席、実習レポートを加味して行う。ペーパーテストは各教員が担当した講義内容の範囲から別々に出題し、それを合計する。尚、実習に全て出席していなければテストは採点されない。
授業の方法 講義 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 図説人体寄生虫学(第7版)吉田幸雄著 南山堂 2006
標準医動物学(第2版)石井明・鎮西康雄・太田伸生編著 医学書院 2003
New寄生虫病学 小島荘明編 南江堂 1993
エマージング デイジーズ 竹田美文・五十嵐 章・小島荘明編著 1999
参考書
オフィスアワー  特に時間を指定しませんが、面談を希望する場合は、予めメールないし電話で日時を予約するようにしてください。場所:総合研究棟1、3階、医動物学教室 TEL: 059-231-5013(直通)
油田正夫 (m-yuda@doc.medic.mie-u.ac.jp 内線6566)
受講要件  
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 考える力=50%、感じる力=20%、コミュニケイション力=20%、生きる力=10%

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 寄生虫感染症、アレルギー、疾病の発生機序、予防、治療
Key Word(s)
学修内容 日程表
令和6年度 医動物学 講義/実習 日程表(第2学年)  
月日(令和7年) 
1月7日(火)  5・6時限  安藤 総論
  〃     7・8時限 安藤 線虫学①
1月8日(水)  5・6時限 安藤 線虫学②
  〃     7・8時限 安藤 線虫学③
1月9日(木)  1・2時限 伊澤 病害動物学①
  〃     3・4時限 伊澤 病害動物学②
1月9日(木)  5・6時限 安藤 線虫学④
  〃     7・8時限 安藤 線虫学⑤
1月10日(金) 5・6時限 油田 原虫学①
  〃     7・8時限 油田 原虫学②
1月16日(木) 5-10時限 全教官 線虫学実習
1月22日(水) 5・6時限 油田 原虫学③
  〃     7・8時限 油田 原虫学④
1月24日(金) 5-10時限 全教官 原虫学実習
1月29日(水) 5・6時限 前川 感染免疫学①
  〃     7・8時限 前川 感染免疫学②
1月31日(金) 5・6時限 岩永 病害動物学③
  〃     7・8時限 岩永 病害動物学④
2月5日(水)  5・6時限 安藤 吸虫学①
  〃     7・8時限 安藤 吸虫学②
2月6日(木)  5・6時限 西 条虫学①
  〃     7・8時限 西 条虫学②
2月14日(金) 5-10時限 全教官 吸虫・条虫学実習
3月3日(月)  5-8時限 医動物学本試験
3月17日(月) 5-8時限 医動物学再試験
事前・事後学修の内容 各回の復習を十分すること。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

Copyright (c) Mie University