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科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・社会
科目名 政治学
せいじがく
Politics
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
~68 期生
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 現代政治論
げんだいせいじろん
Contemporary Political Theory
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講 他学部の学生の受講可, 他研究科の学生の受講可, 他専攻の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期

開講時間 金曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 馬原 潤二

MAHARA, Junji

学習の目的と方法

授業の概要  本年はロシア革命(1917年のいわゆる2月革命と10月革命)から100周年となる。21世紀の我々からすれば,この革命はもはや過去の歴史であり,革命後に成立したある一つの社会主義国家の存在もまた,すでに昔話に属するというべきであろう。とはいえ,この革命が歴史の分岐点となり,20世紀という時代に決定的なインパクトを及ぼしてきたとなれば,いささか話は変わってくるのではないだろうか。20世紀を通して,政治や経済のみならず文学や芸術の世界においても,ロシア革命はつねに無視しえない論争の的であり続けてきた。そして,その評価は未だに毀誉褒貶半ばして大きく揺れ動いているが,それもこれもこの革命の及ぼした影響のあまりの深刻さゆえであったといっても決して過言ではあるまい。我々は今なおその影を脱し切れていないのであって,その意味では,ロシア革命とはいったい何だったのか,この政治的事件の問い直しがどのような意味を持つのかという問いかけは,きわめてアクチュアルな性格を有しているのである。この百周年という機会に際して,本講では,以上の問題意識のもと,ロシア革命について主として政治史・政治思想の側面から一年かけて受講者と一緒に考えてみたい。 
 前期に引き続き,後期の講義では,ロシア革命以後のソヴィエト連邦の歩みを概観していくことが中心的な課題となる。具体的には,スターリンの台頭,「大祖国戦争」前後の社会変革,スターリン後の権力闘争と東欧衛星諸国家経営,ペレストロイカの登場などを通して,革命の「理念」とそれがもたらした「現実」との相克を見ていくことにする。ここでも,革命の目標であり課題でもあった民族・宗教問題が議論のライトモティーフとしてくりかえし登場することになるであろう。また,当時の状況を同時代人の視点から確認するため,トロツキー『裏切られた革命』,ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』などのテキストを輪読する予定である。輪読や議論などゼミ的な要素が入った講義となるので,積極的に授業に参加する意欲・問題意識・能力を有する学生の受講を期待したい。内容上,政治史の授業と連続するかたちになるため,政治史を受講するか,事前にあらかじめロシア革命の状況を予習してくることを受講の条件とするので留意されたい。
学習の目的 ロシア革命を通して欧州政治史の知識を涵養するとともに,歴史的事例の意味するところを検討する方法論と批判的思考能力を向上させることが目的である。
学習の到達目標 現実の政治的問題について、現代政治理論の知識を生かして、自分なりの見解を論理的かつ説得的に説明できるようになることが目標である。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  •  主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義 演習

授業の特徴

教科書 使用しない。
参考書 講義中に適宜指示する。
成績評価方法と基準 レポートの提出を要求する(80%)。
また、時折行う討議への貢献なども評価の対象とする(20%)。
オフィスアワー 場所:政治学研究室
時間:事前にアポを取って調整すること。
受講要件 前期開講の「政治史」を履修済みであること。
また、学習意欲のないものの受講はお断りする。受講態度いかんによっては途中で除名する場合もある。
予め履修が望ましい科目 政治史
発展科目
授業改善への工夫
その他

授業計画

キーワード ロシア革命
ソヴィエト連邦
Key Word(s) Russian revolution
USSR
学習内容 第1回:問題提起:希望の終焉
第2回:ロシア革命の行方・「民族の牢獄」ふたたび①
第3回:ロシア革命の行方・「民族の牢獄」ふたたび②
第4回:ロシア革命の行方・トロツキー『裏切られた革命』を読む①
第5回:ロシア革命の行方・トロツキー『裏切られた革命』を読む②
第6回:ロシア革命の行方・「帝国」の戦争
第7回:ロシア革命の行方・「帝国」の「最終解決」
第8回:ロシア革命の行方・「帝国」の闘争
第9回:ロシア革命の行方・ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』を読む
第10回:ロシア革命の行方・制限主権論の世界
第11回:ロシア革命の行方・「帝国」の「新思考」と「建て直し」
第12回:ロシア革命の行方・「亡霊」の復活①
第13回:ロシア革命の行方・「亡霊」の復活②
第14回:ロシア革命の行方・見捨てられた「帝国」
第15回:ロシア革命の行方・ロシア革命とは何だったのか
学習課題(予習・復習)
ナンバリングコード(試行) ED-JURI-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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