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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文社会科学研究科(修士課程)地域文化論専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修
授業科目名 フランス文学演習Ⅱ
ふらんすぶんがくえんしゅう
Seminar in French Literature II
単位数 2 単位
ナンバリングコード
HU-CLTR4
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間
夜間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 横田 悠矢(人文学部)

YOKOTA, Yuya

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 フランス現代文学を扱う理論書を原書で精読し、関連資料とともに考察することで、作家や作品をめぐる言説への理解を深める。加えて、文献の探し方や、論文の読み方・書き方についても学ぶ。
学修の目的 みずからが関心のあるフランス語文献について、内容を正確に理解したうえで、テクストの背景や先行研究を踏まえて解釈・表現できるようになる。
学修の到達目標 フランス現代文学に見られる特定の主題についての専門的な知識を身につける。また、構文を正確に把握する力を養いつつ、個々の作品と理論的考察を相互に関連づける書き方・読み方を修得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 平常点(各回の予習状況等)50%および期末レポート50%。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 使用しない。
参考書 授業中に紹介する。
オフィスアワー 横田(yokota@human.mie-u.ac.jp)までメールにて相談してください。
受講要件 フランス語の高度な読解力があること。
予め履修が望ましい科目
発展科目 現代フランス語特講Ⅱ
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード フランス文学
Key Word(s) French literature
学修内容 1970年代以降、フランスでは自伝的な作品がさまざまな形式で発表されるようになった。こうした「形式」を捉えるために提案された用語の一つに「オートポルトレautoportrait」があり、これは作家が自己自身について述べた断章の集成を指す。Michel Beaujour の『Miroirs d'encre』は複数の作家を経由しつつ、「断片的な記述とそのレトリック」という観点から自伝的作品群を捉え直した、総合的な研究である。本授業ではおもに同書を読み進め、以下のテーマに注目しながら、物語の形式には収まらない自己の記述の可能性について考える。

・「オートポルトレ」とは何か
・断章的記述における時間性
・オートポルトレを生みだす「言語装置」
・テクストと身体
事前・事後学修の内容 予習箇所を指定するので、あらかじめ読み、内容について考えておくこと。また授業後は、新たに得た知識や理解を踏まえて、次回以降に備えること。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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