三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ シラバスの一覧にもどる

科目の基本情報

開講年度 2017 年度
開講区分 工学研究科(博士前期課程)創成工学教育科目
領域
創成工学
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修
授業科目名 実践管理工学特論
じっせんかんりこうがくとくろん
Advanced Lecture in Practical Management Engineering
単位数 2.0 単位
他学部・他研究科からの受講 他専攻の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 月曜日 9, 10時限
開講場所

担当教員 平井 憲章(非常勤講師)

学習の目的と方法

授業の概要 講義の狙いや目的・必要性を理解するため,第1日目にオリエンテーション(1コマ)を行ったあと,技術領域マネージメントに不可欠なQ(品質管理:6コマ),D(生産管理:5コマ)、C(コスト管理:3コマ)の合計15コマの講義を行う。授業では理解を深めるため実践的な資料や事例を多用した演習を織り交ぜて行う。(講義の進捗により若干の変更はあります)
学習の目的 企業技術者に求められるものは,
1.専門領域の知識を持ちそれを仕事に活用すること,
2.企業が向かう方向(事業計画)を理解した上で,
3.自ら目的・目標を設定し,
4.バランス感覚とチャレンジ心を持って仕事を進め,
5.それを達成できるスマートでねばり強い人材を求めている。
その求められる人材はモラール(仕事への意欲)と専門技術知識と共に,バランス感覚すなわち品質管理(Q)/コスト管理(C)/生産管理(D)の3つの管理知識を持ち備えた人材である。この講義ではQCDの基本を理解した上で,企業のめざす考えが早く適切に理解でき,企業に入って即戦力となれる,新入社員の中で一歩先を行く人材育成を目的とする。
学習の到達目標 従来企業に入社後受ける教育で,企業技術者に必要なQCDの基本的な知識を持ち,バランス感覚とチャレンジ心を持って仕事を進められることができる人材を育てること。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  •  主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義 演習 実験

授業の特徴 PBL キャリア教育の要素を加えた授業

教科書 講師が企業で経験し実践に基づいた手作りテキストを準備
参考書 実践 品質管理入門の入門(中経出版)、利益を出すコストダウンがわかる本(日本能率協会マネージメントセンター)、改定版生産管理システム入門(工学図書)
成績評価方法と基準 講義及び演習時の授業態度(出席率と積極性)と,期末にレポートの提出を求め,その内容により成績評価を行う。80%以上の出席を必要とするが,正当な理由によりやむを得ず出席が足りない時はレポートで替えることもできる。
オフィスアワー ・講義:平成29年前期・毎週月曜日9~10時限、16:20~17:50
・18:20まで非常勤講師室控え室で待機。訪問は歓迎します。
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 特になし
発展科目 MOT,統計的品質管理
授業改善への工夫 講義内容は基本的に実務につながるテーマを選んだ上で,講義と理解を深めるためケーススタディやグループディスカッションさらに演習を行う。これらは,自ら考え・体験する事で身につくと考えられる。
その他 個人別に連絡帳のようなものを作り,講義で学んだこと・解らなかったことを講義の最後に記入してもらいます。それで講師は理解度などを計り,それ以降の講義の参考とすると共に,講師は次の授業で全員に又は個人には連絡帳にキチンと回答します。

授業計画

キーワード 日々の品質管理、SQC、QC7つ道具、QCサークル、QCストーリー、TQC、TQM、工程品質能力、DR,市場品質,PL訴訟、リコール、BEP、原価低減活動、購買・取引先マネージメント、VE、IE、生産管理、生産計画、生産の平準化、リードタイム短縮、3S・5S、マーケティング、商品企画・開発、セル生産、TPM、リードタイム短縮、JIT、TPS、カンバン、アンドン、BOM、在庫管理、コンカレントエンジニアリング、設備投資、限界利益
Key Word(s) Daily Quality Control, SQC(Statistic Quality Control), QC 7tools, QC Circle, TQC(Total Quality Control), TQM(Total Quality Management),CP(Process Capability), DR(Design Review), Market Quality, PL(Product Liability), Recall, BEP(Break Even Point), Cost reduction activity, Supplier management, VE(Value Engineering), IE(Industrial Engineering), Production Control, Production Planning, Production plan leveling, Lead time reduction, 3S(Seiri, Seiton, Seisou), 5S, Marketing, Product planning, Product developing, Cell and line production, TPM(Total Preventive Maintenance or Total Productive Maintenance, JIT(Just in time), TPS(Toyota Production System), Kanban system, Andon system, BOM(Bill of materials), Inventory management, Concurrent engineering, Equipment investment, Marginal Profit
学習内容 第1日目 オリエンテーション
・講義の狙い、進め方の説明
・発明品とその国
・日本を元気にしたい

第2日目 品質管理-1(品質管理とは)
・品質への関心の高まり
・車のリコール(トヨタ、ホンダ、三菱)
・IQS
・よい品質とは
・演習:エンジン検査装置(ケーススタディまたはグループディスカッション)

第3日目 品質管理-2-1(品質改善手法)
・エンジン検査装置の実際結果(その基本的な考え)
・日々の品質管理
・品質問題を解決する仕組み

第4日目 品質管理-2-2(統計の基礎)
・品質改善手法(QCサークル、QCストーリー)
・SQC
・統計の基礎
・工程品質能力(Cp)算出


第5日目 品質管理-3(品質管理ツール)
・問題解決の手順
・QC7つ道具
・新QC7つ道具
・ISO9000

第6日目 品質管理-4(市場品質)
・品質保証とは
・PL訴訟とその対策
・リコールの現状とその対策
・大規模リコールの背景
・演習:実例・PL訴訟または実例・リコール(ケーススタディ)

第7日目 品質管理-(TQCとTQM)
・SQC概要
・SQCからTQC
・TQCの基本
・TQCからTQM

第8日目 生産管理-1(生産管理の基本)
・企業の存在目的と生産管理
・生産管理の位置づけと役割
・生産方式の種類
・生産管理活動概要

第9日目 生産管理-2(生産管理活動)
・新商品開発の中の生産管理
・量産の生産管理活動
・在庫管理

第10日目 生産管理-3(生産性向上)
・ムダの排除
・TPS(カンバン方式=JIT、自働化)
・真の生産効率UP
・生産フレキシビリティ

第11日目 生産管理-4(セル生産とライン生産の実習)
・実習のやり方説明
・レゴを使ったセル生産とライン生産の実習
・実習結果に対するグループディスカッション

第12日目 生産管理-5(生産計画)
・生産計画の種類
・生産計画の目的
・生産の平準化
・リードタイム短縮

第13日目 コスト管理-1(コストマネージメント)
・日本の競争力
・コストの概念
・限界利益
・原価低減方法
・損益分岐点(BEP)
・設備償却費
・演習:損益分岐点(BEP)の計算(計算)

第14日目 コスト管理-2(開発のコストダウン)
・原価低減手法
・VA/VEのコンセプト
・VA/VEの実例
・開発時のコストダウンの方法
・演習:2穴パンチのVE検討(グループディスカッション)

第15日目 コスト管理-3(製造と購買のコストダウン)
・製造部門のコストダウン方法
・IE(現場のムダ取り)
・段取り時間短縮
・演習:工程分析による効率UP(グループディスカッション)
・購買管理の基礎
・購買プロセス
・サプライヤーマネージメント
・開発購買
・演習:模擬コスト交渉(ケーススタディ)
学習課題(予習・復習) 次回の講義にケーススタディや演習が含まれている時は,当日の講義の最後に講師より内容を説明したり,メールで事前にケースを送ったりするので,よく読んで自分の意見を考えてきてほしい。これは考察に時間がかかり,インターネット等を使って情報収集が必要となる場合が多いからである。当然成績評価の対象とする。
ナンバリングコード(試行) EN-COMN-4

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


Copyright (c) Mie University