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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学部建築学科/総合工学科建築学コース ・専門教育
建築構造
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択
授業科目名 防災安全工学
ぼうさいあんぜんこうがく
Disaster prevention and safety engineering
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-ARCH-3
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 3, 4時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 佐藤公亮(工学部建築学科)

SATO Kosuke

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 地震のメカニズム、地震災害と防災体制、地震動を受けた建築物の挙動と被害、および建築物の耐震設計法について学習する。南海トラフ巨大地震、紀伊半島の活断層地震など、特に三重県地域の災害にもスポットライトを当てる。ビデオによって地震災害の実際を見て対策を考えること、さらには卓上実験を通して、建築物の振動を体得しつつ振動論を学習することにも重点を置く。
学修の目的
学修の到達目標 地震・防災に関する情報を正しく収集し、理解し、応用できる能力を身につける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 文化や社会の発展について、歴史的に理解し、説明できる。地球的視点に立ち、文化や社会の多様性について理解し、説明できる。【広い分野】
 建築家あるいは建築技術者を対象とした技術者倫理に関する知識を持ち、説明できる。専門科目の演習を通じて、倫理的判断の態度を身につける。【技術者倫理】
 建築学の基礎となる数学・自然科学・情報技術の基礎知識を持ち、応用できる。計画・環境設備・構造・生産の専門知識を持ち、データを分析し、適切に説明できる。【専門的能力】
 論理的な記述能力、学習したことを発表、討論できる日本語能力を身につける。専門英語の基礎知識をもち、英語による基本的なコミュニケーション能力を身につける。【コミュニケーション能力】
 与えられた課題に対して、社会のニーズ、予想される問題を把握し、建築学的な解決策を設計できる。自発的で継続的な学習の方法と態度を身につける。設計製図などの演習を通じて、グループワークの方法と態度を身につける。【デザイン能力】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 100点満点で評価し、60点以上を合格とする。
配点は、演習課題30%、試験70%とする。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 初回の授業で,目的,到達目標,成績評価の方法と基準などを説明し,位置づけの明確化に努める.授業評価アンケートに基づく改善を行う.
教科書 教科書:地震と建築防災工学(小野徹郎・小浜芳朗・畑中重光・他,理工図書)
参考書
オフィスアワー 原則的に毎週の授業後.質問等は教員室にて随時受け付けている。電子メールも随時対応する.sato@arch.mie-u.ac.jp
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 地学により、地震のメカニズムを理解しており、基礎微分積分学により、2階の微分方程式が解けることが望ましい。建築力学I・II・III、鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造で得られた知識の応用も多い。
発展科目 建築構造設計演習
その他 2020年度以前に開講していた「建築防災工学」の名称変更である。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 地震、津波、液状化、振動論、耐震設計
Key Word(s) Earthquake, Tsunami, Liquefaction ,Structural dynamics
学修内容 1.建築防災工学概論(阪神・淡路大震災と東日本大震災)
2.地震発生のメカニズムと三重県の地震危険度
3.地震動の尺度と特性
4.地盤の液状化と側方流動、東日本大震災の地盤被害
5.兵庫県南部地震1(RC造建物の被害と対策)
6.兵庫県南部地震2(材料施工上の問題点、ブロック塀の被害と対策)
7.兵庫県南部地震3(木造建物の被害と対策)
8.津波と東日本大震災
9. 建築振動論の基礎
10.自由振動卓上実験と計算
11.減衰自由振動の解
12.調和振動と共振曲線
13.地震応答解析の基本
14.応答スペクトルと耐震設計
15. 小型振動台による耐震実験
16.試験
事前・事後学修の内容 <予習>各回において前回の授業内容を確認し,教科書・資料を通読する.
<復習>各回終了後に,教科書・資料を通読する.
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:90分/回

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